理事長挨拶


私たちが住む街、千葉県富里市はホタルの飛びかう場所が
市内いたる所にあるのをご存知でしょうか?
富里市がある北総台地は長い年月の間、降雨により削られ、
谷津とよばれる浅い谷が数多く形づくられています。
その入り組んだ複雑な地形とこの土地を利用した稲作が
ホタルの生育環境を守ってきたと言われています。

私たちが自由にホタルと親しみ、ホタルを通して富里の自然保護活動を行い、
そしてホタルが私たち共通の宝として未来にこの活動のバトンを渡すことができれば・・・。
その様な思いを込めて特定非営利活動法人“NPO富里のホタル”を立ち上げました。

ゲンジボタルは水辺に、ヘイケボタルは田んぼの耕作と共に生息してきました。
ところが、水路のコンクリート化や除草剤の使用などでホタルが全国的に減り、
近年貴重な存在となっています。

ホタルの生息は、自然環境のバロメーターです。
私たちはあらためて富里の自然環境の素晴らしさを再認識したうえで、
ホタルを沢山の子供たちに見せてあげたい、
ホタルを育む里やまの環境を理解してほしい、
ホタルを通じて人々が心を通わせ合い豊かな文化を育ててほしい、と考えています。

私たちは、環境保護活動の位置づけを踏み外すことなく、
楽しく活動して行きたいと思います。
そして、多くの皆さまに入会して頂きたいと願っています。
このホームページが“NPO富里のホタル”と皆さまの心をつなぐものとなれば幸いです。